両子寺(大分県国東市)
大分県の北東部に位置する国東半島は、全体的に丸みを帯びた独特の地形をしており、周囲を別府湾、伊予灘、周防灘に囲まれています。
その国東半島のほぼ中央に両子山がそびえています。
両子山から放射状に谷が海へと伸びており、その谷に沿って六つの郷が開け、六郷と称されていました。
六つの郷では天台宗と結びつき、山間に多くの寺院を建て、六郷満山と呼ばれる独特の仏教文化を華ひらかせていきました。
そんな仏の里くにさきの地の中央に位置するお寺が「両子寺(ふたごじ)」です。
両子寺といえば有名なのがこちらの写真です。
<スポンサードリンク>
山門へ続く石段の入口に、阿吽の形相で立つ、一対の仁王像です。
迫力あります。
仁王像から伸びる参道は苔むした石段が続いており、時代を感じさせる風情ある景色です。
両子寺の紹介にはほとんどと言って良いくらいこの仁王像の石像が映った写真が掲載されていますが、最近は駐車場が山道を登った先の客殿のそばにあるために、うっかり通り過ぎてしまう事が多いようです。
せっかく両子寺を訪れたのなら、この石段を登って参拝したいですよね。
こちらが、山道を登りきった先の両子寺の境内です。
写真に写っているのがが書院・客殿です。この書院・客殿の右手に護摩堂があります。
国東半島の六郷満山はほとんどが奥深い山間にあるため、秋の紅葉はどこも見事です。
ここ両子寺も紅葉の時期は山全体が燃えあがるほどの紅葉に包まれます。
私が訪れた時期はまだまだ紅葉が始まったばかり。
それでも、緑の中に点在するもみじの赤い色は、そのコントラストで見るものを楽しませてくれました。
こちらは護摩堂の景色です。
護摩堂には、厄除け、安産にご利益があるという不動明王が祭られています。
護摩堂の右脇から谷沿いに進むとすぐ左手に「しぐれもみじ」という表札のついたもみじの大木に出会います。
両子寺には七不思議というのがあって、そのひとつです。
この「しぐれもみじ」は晴天の日でもしずくが落ちてくると言われておりこの名前になったそうです。
でも「しぐれもみじ」よりもこちらのもみじがびっくり((((;゚Д゚))))
まるで根っこが大きな石を抱え込むように。
何故あなたはこうなったの?と聞かずにはいられないような光景。
すごい生命力です。
もみじの生命力をいただいて
そのまま道を奥へ奥へと進んで行くと、両子寺の奥の院の鳥居が見えてきます。。
鳥居からまた石段が続きます。神社仏閣の参拝は体力勝負です(笑)
参拝が出来るということは、まだ参拝が出来る元気をいただけているということ。感謝ですね。この年齢になるとそれだけで感謝、感謝です。
年齢を重ねると、若い時には何でもなかったことが、一つずつ大変になって行きます。
だからこそ、年をとるというのは何でもないことに感謝できるようになるんですね。感謝。感謝。
石段を登った先にある奥の院です。
奥の院には千手観音立像、両子大権現などの貴重な文化財が安置されています。
不老長寿と子授け祈願の霊場として有名です。
奥の院は岩山を背に建っています。崖下の洞窟に建物をめり込ませたかのような造りです。六郷満山の周辺には巨岩や奇岩が多く、両子寺のように岩と一体化したようなお寺も多いです。
巨岩や奇岩は神が宿る磐代として古代から祀られてきました。
その巨岩奇岩のパワーを降ろしているんでしょね。
ここ両子寺は書院・客殿や護摩堂の周辺は紅葉の名所として観光としてはお勧めの場所ですが、パワースポットとしては、ここ奥の院ですね。
奥の院まで頑張って歩いてこられることをお勧めします。
<スポンサードリンク>
<スポンサードリンク>
両子寺アクセス情報
大分県国東市安岐町両子15480978-65-0253
駐車場 有り 無料
おすすめパワースポットランキング ✩✩✩✩
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
関連するパワースポットの記事
Comment