カルマの本当の意味って?

蓮の花1
過去(または過去世)の行いが「カルマ」となって、今の大変な状況を作りだしているのではないでしょうか?そうご質問されることが時々あります。
そこで今回は「カルマ」について。

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「カルマ」とは「原因と結果の法則」


「カルマ」って、現代では逃れることのできない悪い原因のように捉えている方が多いように感じます。

でも、元々「カルマ」とは、「悪い行為をすると悪い結果になり、良いことを行うと良い結果になる」ってこと。

それって、仕事をさぼれば経済的に苦しくなるように、また暴飲暴食を繰り返すと病気になるとか、すごく当たり前なことなんです。
そんなごく当たり前の因果関係を作りだす行為が「カルマ」です。

簡単に言うと、幸せな人生を送るためには、幸せになるための行為をしましょうねという教えなのです。

「あなたは過去世で人を殺しています。だから今世で苦しむのです」 などと言われ、「だから今の苦しみはしょうがない。」そう言って、日々の辛い状況を我慢していらっしゃる方が時々いらっしゃいます。
とんでもないです。
「カルマ」の教えは、過去の原因を悔やんだり、後悔したりすることではありません。ましてや「カルマ」は償いを強要する教えでもありません。

過去を変えることは出来ませんよね。
「覆水盆に返らず」ってことわざがあるように、こぼれてしまった水は元の容器にもどすことは出来ません。
出来ないことを考えてもどうすることも出来ません。でもだからって、しょうがないって我慢していても前には進めませんよね。

だからこそ、どうすることも出来ない過去にとらわれるのではなく、過去の原因を見つけて、なぜそういう行動をしたのか理解し、起きた結果を受け取り、未来に向かって今どう生きるかを導く。これが本当の「カルマ」の教えなのです。


過去世だけがカルマではありません。


よくある「あなたの過去世を教えます」という占い系で、ただ過去世を知るだでけは無意味です。ましてやそれに縛られることはマイナスにしかなりません。



元々「カルマ」は古代インドの思想です。古代インドの宗教は、紀元前13世紀ごろから起きたヒンズー教です。そのヒンズー教において、紀元前6世紀ごろウパニシャッドという哲学書が登場します。そのウパニシャッドに、「徳のある人は、(前世の)徳のある行為によって生じ、悪人は悪しき行為によって生じる」という、哲人ヤージニャヴァルキヤの言葉が書かれており、そこから「カルマ」に輪廻説が加わり始めます。そのため、カルマとは単なる行為に留まらず、死後にも潜在的な力となって残り、来世にも影響を及ぼすという考え方があらたに加わったのです。しかし、本来はシンプルに行動に対して結果が起こるという意味です。

実際、原因が過去世にあるというケースはもあります。しかし、それはご相談の中でホンの僅かです。ほとんどのカルマが、今世の生き方考え方で作られています。
今、この瞬間にも「カルマ」は作りだされているんです。
しかし、その「カルマ」とは悪いことだけではなく、良い「カルマ」を作りだせば輪廻転生の輪からも抜け出すことが出来るというのが本来の意味です。

今、苦しみの中に入る時は、今の苦しみを産み出している原因に「気づき」行動を変えることが一番重要。

また、今幸せに包まれている人は、奢ることなく、幸せを産み出している自分の考え方や行動をちゃんと知ったうえで、より一層幸せな未来へ向かって努めることが大切ですよね。