三峰神社（埼玉県秩父市）

三峰神社拝殿

三方の峰に囲まれた修験道の霊場。関東最大のパワースポットと呼ばれる三峰神社です。

交通の便はお世辞にも良いとは言えない埼玉県秩父の奥深い山の中に鎮座する神社ですが、参拝に訪れる人はかなりの多さだとか。横浜に暮らすようになってから、一度は訪れてみたいと思っていた神社の一つです。

自宅からだと電車とバスを乗り継いで４時間３０分もかかる場所。しかし、ナビで調べたら、車では３時間３０分で行けるみたい。日差しが暖かくなったら車で行ってみようと春を心待ちしていました。

＜スポンサードリンク＞

Contents

1 いざ！三峰神社へ
2 豪華絢爛！三峰神社の拝殿
3 三方の峰を望む遥拝殿
4 三峰神社でいただいたメッセージ
5 三峰神社アクセス情報

いざ！三峰神社へ

そして待ちに待った春。しかし、一度目、二度目のトライは途中の渋滞に阻まれて断念。今回三度目にしてやっとご縁を結ばせたいただきました。

それでもやっぱり、都内を抜けるまでには何度か渋滞に巻き込まれ、自宅を出発してから４時間ほど過ぎたころ、やっと１４０号線沿いに三峰神社の一の鳥居が見えてきました。

三峰神社位置の鳥居

以前はここから神社までロープウェイが整備されていたそうですが、設備の老朽化に伴い今は廃止されているとのこと。
本来はここ一の鳥居から参道を登って参拝するのが筋なのでしょうが、さすがに徒歩３時間の道程は無理。今回は断念。

一の鳥居を過ぎて更に車で進むこと約１時間、三峰神社の駐車場へと辿り着きました。

三峰神社駐車場

休日は駐車場待ちの列ができるそうですが、平日だったためか難なく駐車出来ましたよ。

駐車場までの道は、すれ違うことが出来ないくらいの道幅の狭い個所が何か所もありました。参拝の人が多い時は離合でかなり渋滞しそう・・・・。（＊－＊）

駐車場から歩いて３分。三つの鳥居を合わせた珍しい形の鳥居「三つ柱鳥居」が見えてきます。

三峰神社鳥居

形は大神（おおみわ）神社の「三ツ鳥居」に似ていますが、こちらは「三ツ鳥居」ではなく「三つ柱鳥居」と案内には記されています。

この鳥居は昭和４２年に建てられたそうです。妙法ヶ岳、白岩山、雲取山の三つの峰から流れ込むパワーを鳥居の形で表わされているのかもしれませんね。そのため「三ツ鳥居」ではなく「三つ柱鳥居」と表記をされているのかもしれません。三輪の「三ツ鳥居」とは違いますよっていうことかもしれませんね。

三峰神社の狛犬も他の神社の狛犬とはちょっと違います。
野性味を帯びたお犬様（狼）です。

三峰神社狛犬２

ここ三峰神社は日本武尊が創始者と伝えられています。

日本武尊が父親の景行天皇に命じられて東国へ出征した折、雁坂峠で道に迷い、その時山犬（秩父狼）が現れて尊をこの地まで導いたそうです。
日本武尊の道案内をされ、その勇猛忠実さから、三峰神社では犬（狼）は神様の使いとされています。
その強い霊力であらゆるものを祓い清め、さまざまな災いを除くと言われています。

拝殿の奥にはお犬様を奉ったお宮もあります。そちらも参拝されてくださいね。護っていただけますよ。

鳥居を抜けてしばらく行くと、石燈籠の先に「随身門」が見えてきます。
三峰神社随神門

「随身門」の先には神聖な気が降り注ぐ参道が続きます。

小鳥のさえずりを聞きながら、木漏れ日の中を歩くと、身も心も清められていく感じがします。

三峰神社参道

参道を歩くこと５分。樹齢８００年の大杉がそびえる三峰神社の拝殿の前に着きます。

三峰神社御神木

拝殿への石段の老脇にそびえる巨大なご神木は、この先の神聖な地を護る鳥居のようです。
一礼をして先に進ませていただきました。

三峰神社拝殿

＜スポンサードリンク＞

豪華絢爛！三峰神社の拝殿

拝殿の前に出てまず目を奪われたのは、拝殿を飾る色とりどりの繊細な彫刻。

こちらの拝殿は江戸時代に建立されたとのことです。極彩色に彩られた彫刻や細工に圧倒されます。

三峰神社拝殿細工１

秩父の山奥に、これでもかとばかりの豪華な造りです。

こちらは手水舎です。
三峰神社手水舎

あくまでも好みの問題だとは思いますが・・・・あまりにも視覚的な刺激が強すぎるといっぱいいっぱいになってしまって、かえってシンプルに神様を感じることが難しくなります。

どうも豪華なのは苦手なのかもです。

＜スポンサードリンク＞

三方の峰を望む遥拝殿

三度目の正直でやっと訪れた三峰神社ですが、ちょっと期待とは違ったかなと思いながら・・・
次に奥宮を眺めることが出来る遥拝殿へと向かいました。
三峰神社遥拝所への石段

石段の先が奥宮遥拝殿です。

なんとここに着くなり、今までのいっぱいいっぱいの気が一気に吹き飛びました。
三峰神社奥宮遥拝所

素晴らしいの一言です。下界から一気に上界へ来た感じです。

今までの場所が悪いというわけではありませんよ。
ただ、豪華よりもシンプルが好き、フルコースよりもおにぎりとお漬け物が好きというあくまでも私の好みの問題だと思います。
三峰神社から奥宮を望む

三方の峰から流れ込むエネルギーは言葉では言い表せないほどの心地よさです。
かなりの強さの気が流れこんできます。

今回は奥宮までは行くことが出来ませんでしたが、遥拝殿からでも奥宮の気はいただくことが出来ました。
次回チャンスがあれば奥宮まで登ってみたいと思います。

訪れた時は誰もいらっしゃらなかったので、一人で静かに瞑想できました。

全身がしびれるくらいの気を充填させていただきました。

三峰神社でいただいたメッセージ

なぜあのような豪華な社殿が必要なのでしょうか？素朴な疑問を聞いてみました。

・・・・・・

神様があのような豪華な社殿に住みたいと願われているわけではないそうです。
確かに私自身も神様を感じるのは自然そのものからです。神様が降臨されるのも巨石だったり巨木だったり。

しかし、人は目に見えるもので確かめたいと思うところがある。
目に見えるものを拠り所にするために仏像を彫ったり、このような豪華な社殿を作ったりする。

たとえば菩薩様。人々がその姿に惹かれるように煌びやかな宝飾品で着飾った姿をしておられます。
対して如来様は貧しい薄い衣一枚を両肩に架けた姿をされています。
仏教では悟りを開くためには「物」に執着をしてはいけないと言います。なのに、悟りを開いた菩薩様が宝飾品でわが身を着飾るのは変ですよね。

しかし、人間としては、物欲を捨てて完全な悟りを開いた如来様は、尊敬はするけどなかなか真似は出来ないかなって、ちょっと近寄り難い感じがします。
それに比べて、宝飾品で身を飾った菩薩様は見た目も豪華で、できたらちょっとあやかりたいって思いますよね。菩薩様のようになるためにはどうしたらよいですかってね。
人々のそんな気持ちを理解して、人を諭すための方便として、あえて菩薩様は煌びやかな姿をされているのだそうです。

神様はたくさんの人がこの地に来てほしいと願われています。
それは神様の名を崇めてほしいとか、敬ってほしいとかいうことではなく、できるだけ多くの人々にこの地のエネルギーを受け取ってほしいという思いだけだそうです。

エネルギーは目では見えないし、言葉でも表現することが出来ません。ただここに来て「感じる」しかありません。
しかし、ここに来ないことには伝えることが出来ない。

菩薩様のように、豪華な社殿もたくさんの人々がこの土地を訪れるために役に立っているそうです。

そうお聞きすると、私自身の「好き」や「嫌い」だけで見ていた自分の心の狭さを痛感しました。
今まで「嫌い」という先入観が目をふさいで、そのせいで見えなかったものが沢山あったのかもしれません。先ずは何でも受け入れてみるキャパの広さが大切ですね。それを教わりました。

ここ三峰神社の神様は、与えようという気持ちのとても強い神様です。感じる感じないは関係なく、訪れた人々になにがしかの力を与えてくださいます。だからこそ、修験道の人々がここで修行をしていたのでしょうね。
素直な気持ちで参拝されるとお力になっていただけると思いますよ。

こちらの神社の拝殿の敷石には、２０１２年に突然、龍神様の姿が浮かび上がるという不思議も起きています。

こちらがその敷石に現れた龍神様です。
三峰神社龍神

ご縁があって三峰神社に行かれたらこちらの龍神様にも会ってみてくださいね。

三峰神社アクセス情報

埼玉県秩父市三峰298-1

0494-55-0241

駐車場　　有り　　有料　　一般車　５００円

おすすめパワースポットランキング　✩✩✩✩✩

2015-04-12 ｜ Posted in 埼玉のパワースポット, 関東・中部のパワースポット｜ 1 Comment »　

この記事が気に入ったら
いいね！しよう

最新情報をお届けします

コメント１件

　荒尾　元子 | 2019.11.20 10:46

こんにちは
はじめまして千葉に57年住んでおります
主婦です。
私自身は、全く霊感を持ち合わせていませんが、神様の存在は、信じています。
10年以上前に勤めていた職場の前が蘇我駅という駅でその駅の上を龍の形をしたグレーの色の雲が線路伝いにうねるように通っていったのを見てから
益々、龍神様の存在も信じています。
それ以降何度も龍神様の写真を撮る事ができました。
10年前の写真もその時の携帯に撮ったのですが？携帯を何度も変えた為探せずにいます。残念ですが…
たまたま、今日近くの神社にお参りに行こうと思って
改めて神様にお祈りする作法を探していたらご縁が繋がりこちらに書かせていただいた次第です。
すみません。長くなりました。神社にお参りして来ます。

Comment