熱田神宮(愛知県名古屋市)

熱田神宮本宮2
三種の神器の一つである「草薙剣」が祀られている熱田神宮です。
創建は今から1900年前。伊勢神宮に次ぐ権威ある神社とされています。

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謎が多い三種の神器

三種の神器とは、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が天孫降臨の際に天照大御神より授かったとされる、八咫鏡・八尺瓊勾玉・草薙剣のことです。
歴代の天皇が天皇の証として代々受け継いできたとされていますが、これがなかなか謎が多いんです。

天皇の先祖である天照大御神から授かったものなのに、なぜだか歴代の天皇が祟られるという事件が起きています。

崇神天皇の時代と天武天皇の時代です。

 

崇神天皇の時代に国中に疫病が流行り、これは天皇の近く宮中に祀っているのが原因だとして、皇女(豊鍬入姫命)に託されて、八咫鏡と一緒に草薙剣も皇居の外に祀らなければということになります。八咫鏡と草薙剣は、その後60年もの間、各所を転々とし、現在の伊勢神宮・内宮に落ち着きます。

 

八咫鏡と一緒に伊勢神宮に祀られていた草薙剣ですが、その後、景行天皇の時代に、伊勢神宮の斎宮である倭姫命から、東国の制圧(東征)へ向かう日本武尊(ヤマトタケルノミコト)に渡されます。
東征の途中、日本武尊は敵の放った野火に囲まれ窮地に陥りますが、剣で草を刈り払い難を逃れます。一説には、剣が自ら抜け出して草を薙ぎ払い、これによって難を逃れたためその剣を草薙剣と名付けたとされています。

日本武尊は東征の帰途、尾張へ入り尾張氏の娘宮簀媛(ミヤズヒメ)を娶って滞在します。
日本武尊が尾張に宿泊した時、剣が神々しく光り輝いたため、宮簀媛にその剣を奉斎することを命じ、そこで建てられたのがここ熱田神宮です。

その後、天智天皇の時代に新羅の僧侶によって盗まれるという事件が起きます。しかし剣の霊力のせいか、新羅に向かっていた船が風雨に遭い、剣はまた舞い戻ってきます。
事件の後、一時的に宮中にて保管されることになりますが、18年後、天武天皇が病に倒れた際、占いにより、これは草薙剣による祟りだということになり、再び熱田神宮へ戻ります。

この草薙剣、三種の神器の中でも一番あっちこっちと転々としている神器です。最終的には熱田神宮に収まったとされていますが、他にも様々な説があるミステリアスな神器です。

 

この草薙剣、神話では素戔嗚尊が出雲で退治した八岐大蛇の尻尾の中にあった剣です。普通に考えたら、本当は八岐大蛇を退治した剣である十拳剣を神器にすべきなのではと考えちゃいますよね。それもちょっと謎です。

 

やはり実際行って確かめてみるしかありません。

 
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熱田神宮へ

思い立ったが吉日、東名高速を西へ5時間、名古屋市へ。

名古屋市の南部、都会の真ん中に熱田神宮はありました。
ホームページの情報では駐車場は何か所も整備されているとのことでしたが、大通りに面した駐車場は結婚式のため関係者以外駐車禁止の表示が。
周辺をぐるぐる巡ってやっと駐車場を見つけました。

大鳥居をくぐると、ここが都会の真ん中だってことを忘れちゃうくらい、一気に空気が変わります。

熱田神宮鳥居
流れる気はとても気持ちよかったですよ。でも、まだまだここからは特別なエネルギーは感じません。

二之鳥居の近くにあった境内の案内図。とにかく広そう。

熱田神宮境内案内
約6万坪といわれる広い境内には本宮の他にも摂社や末社が数多く祀られています。
全部回るにはかなり時間がかかりそうですね。今回は先ずは剣が祀られているという本宮へ。

 

二之鳥居をくぐると、注連縄がまかれた大きな楠の古木が目に入ります。

熱田神宮境内
弘法大師のお手植えと伝えられている大楠です。

熱田神宮境内大楠
境内には楠が多く、特に巨大なものは俗に七本楠と言われているそうですよ。こちらの大楠も樹齢1000年以上と伝えられています。風格あります。

 

 

三之鳥居の先に本宮が見えてきます。

熱田神宮本宮
参道もたくさんの人でしたが、境内にも大勢の人の姿が。

そんな中、拝殿の前で手を合わせて静かに二礼二拍手。

でも次々参拝される方が待っていらっしゃるので、御挨拶程度。

熱田神宮本宮5
拝殿の奥に、草薙剣をご神体とする熱田大神が祀られている本殿があります。
拝殿の横の柵から本殿を垣間見ることができます。

こちらで再びお参りさせていただきました。

熱田神宮本宮3
こちらは拝殿ではないので人影も少なく、気持ちを落ち着けてエネルギーを受け取ることが出来ました。
スッキリした良いエネルギーはいただきましたが、本来の目的の剣のエネルギーは・・・・残念なことに、私にはそこに草薙剣があると思えるほどのエネルギーを感じることはできませんでした。
いわゆる形代(本物の代わりに造られた複製)のような気は感じました。
 

ちょっぴり残念な気持ちを残しながら、本宮の左手奥に続く「こころの小路」へ。
本宮の西側から北側の後方を巡り、東側に建つ神楽殿へ抜ける小路です。

熱田神宮こころの小路
大勢の参拝客が行きかう本宮前の境内とは違って、こちらは静か。
逆に、本宮よりもこちらが本当の聖地のような、そんな静寂な気が流れています。
とても気持ちが良いです。歩くにつれて身体も心も浄化されていくみたい。
人の姿も少なく(というよりもすれ違った人は3人という少なさでした)これだけ気の良い場所なのに・・・・と思ってしまいました。

熱田神宮でヒーリング効果の気をいただきたいと思ったら、ここが一番のお勧めです。

 
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熱田神宮のお勧めパワースポット「一之御前神社」

本宮の西側に沿って真っすぐ延びる小路の突当りに「一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)」がありました。
こちらは天照大御神の荒魂をお祀りしているとのこと。
実は一之御前神社は、以前は一般の人は立ち入り禁止だった場所。2012年12月から参拝することが出来るようになったのだそうです。
そのため、今でも撮影は禁止。

どちらかといったら、熱田神宮ってここがメインなんじゃない?って思えるくらいのエネルギーです。

間違いなくここは熱田神宮で一番パワーがある場所です。
ここに続く道だったので、めちゃくちゃ気が良かったんだって、あらためて思いました。

社の周囲一帯、かなりの霊気で包まれています。

こちらで静かにお参りさせていただきました。

剣のエネルギーはこちらでも感じませんでしたが、眼前に強烈に浮かんできたビジョンは、古代の男の人、力強さと同時に物凄く穏やかなエネルギーでした。

古来、新道においては、神様の霊魂には二つの側面があるとされています。
雨や日光の恵みなど、神の優しく平和的な側面である「和魂(にぎみたま)」と、天変地異を引き起こしたり病を流行らせたりする、神の荒々しい側面である「荒魂(あらみたま)」の二種類です。

私がこちらで受け取ったエネルギーは「荒魂」というよりも、「和魂」の優しさと、「荒魂」の強さの両方を兼ね備えたとても深いエネルギーでしたよ。

その時メッセージをいただいたのですが、不思議なことに、今、思い出そうとしても綺麗に忘れてしまっています。その時は結構感動したというのは覚えているんですけどね。
今書くべき内容ではなかったのか、ただの物忘れか。(笑)
思い出したら記事を修正しますね(笑)

 

 

願いを聞いていただける上に美人にもなれちゃうスポット

「一之御前神社」を後にして、本宮の後ろ側を巡り道なりに進んで行くと、「清水社」に着きます。
石段を降りると綺麗な湧き水が流れている場所があります。水をつかさどる神様である罔象女神(みずはのめのかみ)がお祀りされています。

熱田神宮清水社
ここの水で眼を洗えば眼がよくなり、肌を洗えば肌がきれいになるという信仰があります。
「お清水さま」といわれている場所です。

熱田神宮清水社2
湧き水の真ん中奥にあるこの石塔に、3度水をかけて祈念すると、願いが叶うと云われています。
私は目が良くなりますようにと、お願いさせていただきました。

実はこの石塔、世界三大美女と称される「楊貴妃」のお墓の一部という話もあるとか。
その為、楊貴妃にあやかりこの水で肌を洗えば綺麗になれるという、女性にはなんともうれしい言い伝えがあるのだそうです。

 

 

・・・・・・・

現在、皇居に祀られている三種の神器のうち、八咫鏡と草薙剣は形代(本物の代わりに造られた複製)で、唯一皇居に実在する神器は八尺瓊勾玉のみであるともいわれています。
しかし、天皇の証としての神器ですが、その姿は形代でさえ当の天皇も見たことがないといいます。

ご縁があればどこかでそのエネルギーに出会えるような予感はあるのですが、先の楽しみですね。

 

 

熱田神宮アクセス情報

愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1



駐車場  有り  無料

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