北口本宮浅間神社(山梨県富士吉田市)
山梨県吉田町にある「北口本宮浅間神社」に参拝。
「北口本宮浅間神社」は、山中湖と河口湖の中ほど、国道138号線から富士吉田登山道が始まる場所にあります。
出発した時は小春日和の穏やかな天気だったのですが、山越えしたあたりから急に雪が目立ち始め、神社に着くと駐車場も参道も一面の雪景色。
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ノーマルタイヤがスリップして立ち往生しないかしらと内心ハラハラ。
長い参道の先には年代を感じさせる楼門が建っています。
神社が建つ一帯は諏訪の森と呼ばれており、古来、この場所には諏訪神社が建っていたといわれています。
北口本宮浅間神社は、元々はこの近くの「大塚丘」という場所にあったそうです。
西暦110年、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の折に大塚丘に立ち寄り、「北方に美しく広がる裾野をもつ富士は、この地より拝すべき」と言葉を残したとされています。
その大塚丘に浅間大神と日本武尊をお祀りしたのが北口本宮冨士浅間神社の創建とされています。
天応元年(781年)富士山の噴火があり、その際こちらに社殿を建立したと記されています。
現在「大塚丘」の場所には日本武尊が祭られています。
北口本宮浅間神社の手水舎です。
昔北口本宮浅間神社が建っていたとされる「大塚丘」の近くには、最近まで水晶のような澄み切った美しい水がこんこんと湧き出ていた場所があったそうです。
その水は“仙瑞(せんずい)”と呼ばれ、奇跡の霊水としてたくさんの方々が水を求めて訪れていたそうです。
北口本宮浅間神社の手水舎もそちらから水を引いていたとか。
その霊水が今は枯れてしまっています。
なんでも富士の湧水と銘打ったミネラル飲料の会社が乱立し、水を汲み上げているのが原因とも言われています。
なんだか悲しくなりますよね。
元旦は大勢の参拝客で賑わったと思われますが、今日は参拝される方も少なく、ゆっくりお参りすることが出来ました。
拝殿前の両脇には「富士太郎杉」「富士夫婦ヒノキ」の名を持つご神木がそびえています。
写真の左手の大きな杉の木が「富士太郎杉」です。
北条義時の手植えと伝承されており、樹齢1000年、樹高30メートル、幹回り8.2メートルと記されています。
山梨県を代表する杉として、県の天然記念物に選ばれています。
拝殿の右手のヒノキが「富士夫婦ヒノキ」です。
こちらも樹齢1000年の巨木です。
根周りが17メートルもあり、漏斗を伏せたようながっしりとした形になっています。
樹高は33メートル。見上げると、途中で二本に分かれて、再び一本に。
二本のヒノキが根元で一本になり、先が分かれ二本となり、それが地上約12メートル再び一本になっている。その形状から「富士夫婦ヒノキ」と呼ばれているそうです。
こちらは、別れてもまた再び出会えるという「縁結び」の木ですね。
境内の右手奥に鳥居があり、富士山吉田口登山道への入り口となっています。
登山道の入り口から150メートルほどの場所にむかし北口本宮浅間神社が建っていたとされる「大塚丘」があります。
そちらもかなりパワーがある場所ですよ。
こちらの神社は安産や子授け、良縁のご利益がある神社です。
恋愛や結婚のご縁も期待できる神社ですよ。
北口本宮浅間神社アクセス情報
山梨県富士吉田市上吉田5558駐車場 有り 無料
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