宇佐神宮(大分県宇佐市)
連休で大分県の宇佐神宮に参拝してまいりました。
宇佐神宮は、応神天皇をお祭りする全国に4万社あまりある八幡宮の総本宮です。
広い駐車場に車を停めると、すぐ横に大きな赤い一の鳥居へと向かう長い参道となります。
八幡宮の総本山という名のごとく、境内は伊勢神宮にも引けをとらないくらいの広さと風格を備えています。
境内を流れる川に架かる太鼓橋を渡ると二番目の鳥居が見えてきます。
砂利を踏みながら歩くに従って木立が茂る神域の森へと歩を進めます。
砂利道の先には本殿の鳥居へと長い石段が続きます。
まるで森林浴の様な参道の石段をゆっくり進むと、本殿へ向かう三番目の赤い鳥居が、木々の緑に縁どられて現れてきます。
鳥居を抜けた奥が宇佐神宮の本殿です。
725年にこの地に建立されたといわれている宇佐神宮は朱色に塗られた荘厳な神殿です。
一之御殿に「応神天皇」、二之御殿に「比売大神」が祭られており、三之御殿は応神天皇の母である「神功皇后」が祭られています。
一之御殿、二之御殿、三之御殿は横に並んだ形で配置されており、「比売大神」を祀る二之御殿が中央に位置しています。
八幡神をお祀りする全国の八幡宮の総本宮である宇佐神宮なのですから、「応神天皇」の一之御殿が中央に来るのではと普通思いますよね。しかし神社の中央に位置しているのは比売大神です。ちょっと不思議ですよね。
実は宇佐には、神代の時代に比売大神が降臨されたと言われている、「大元山」という山があります。
降臨された比売大神は天照大神とスサノオ大神の誓約(うけい)で産まれた三女神と言われています。
その大元山の山頂の「おもと神社」が宇佐神社の奥宮なのです。
宇佐神宮のご神殿はその「大元山」を望むかたちて建てられています
宇佐神宮は応神天皇をお祭りしているのですが、神社のパワーは大元山の比売大神に由来していおり、そのため中央に比売大神が祭られという配置になっているのかもですね。
参拝者も「大元山」を拝する事が出来るようにと、神社を囲む壁面の一部が方形に切り取られており、そこから遥拝出来るようになっています。
また、ここ宇佐神宮は参拝の時の作法が他の神社とは違い、神前にて二回頭を下げ礼をした後、四回拍手をし、再び一度頭を下げて礼を行うという、二拝四拍手一拝となっています。これは出雲大社と同じ作法です。
大和朝廷との関わりにおける出雲と宇佐に何やら深い繋がりがあるのかもしれませんね。
遠く離れた出雲大社とここ宇佐神宮並べて考察するのもちょっとしたミステリアスな歴史ロマンが覗けるかもですね。
また、宇佐神宮には上宮と下宮があります。
宇佐神宮を参拝するときは両方に参らないと「片参り」になると言われています。
こちらが下宮です。
古くは、上宮は皇族などの身分の高い人物だけしか参拝することができない場所でした。それに対して、一般庶民が参拝できる社殿が下宮だったのです。
そのため、上宮と比べて一回り小さい造りですが、また上宮とは違った趣があります。
神社の北側には古くは神宮寺として栄えた弥勒寺の跡地があります。
この場所は、ここ宇佐神宮におけるヒーリングスポットとして私の一押しの場所です。
広い神社の境内から少し外れた場所ということもあって、散策する人影も少なく、しばらく風に吹かれてゆっくり瞑想できましたよ。
近くにはスナノオノミコトが祭られている八坂神社もあります。
ひっそりとした佇まいの末社ですが、この神社にて私はスサノオノミコトの姿を始めてはっきりと左目の奥に見ることが出来ました。
しかしその姿は、血気盛んに燃え上がるかのような髪をなびかせた勇猛な姿ではなく、長い髪を両肩に垂らした、無精ひげも伸び放題のなんとも哀れな姿でした。
なぜこの地にスサノウノミコトの念が、それもそのような姿で。
その詳細はまた後日。
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Contents
宇佐神宮ランチ情報
一の鳥居までの山道脇には所狭しとお土産物屋や食べ物屋が軒を並べています。宇佐神宮に参拝されたら、こちらでお食事されるのもいいですよ。
大分名物のとり天やだんご汁がお手頃な料金で味わえます。
私はとり天定食を注文しました。サクッと揚げられたとり天をポン酢でいただきます。揚げ物だけとってもかるく美味しくいただきました。
観光名所での食事は意外とこんなものかなという感想が多いのですが、こちらはちゃんとおすすめできる味でしたよ。
宇佐神宮アクセス情報
大分県宇佐市大字南宇佐28590978-37-0001
駐車場 有り 有料 500円
おすすめパワースポットランキング ✩✩✩✩
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