三輪山 大神神社(奈良県桜井市)
奈良県大和盆地の東南に位置する三輪山は、神の鎮まる山(神奈備山)として古代から信仰されている奈良でも最強のパワースポットです。
なだらかな円錐形の三輪山はとても美しい姿です。
国道169号線沿いに、見上げるほどの高さ32mの巨大な鳥居が立っています。
三輪山をご神体とする「大神神社(おおみわじんじゃ)」の大鳥居です。
三輪山に向かってここから長い参道が伸びています。
ここ三輪山でも不思議な体験と出会いがありました。
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こちらが大神神社の二の鳥居です。
ここから一気に気の流れが変わります。
杉の巨樹が並ぶ参道はすがすがしいエネルギーに満ち溢れています。
参道を進むと最初に祓戸神社に出会います。
こちらで先ずは心と身体の穢れを祓っていただきました。
大神神社の御祭神は「大物主大神(おおものぬしのおおかみ)」です。三輪山におられる蛇神様だと言われています。
大神神社の手水舎は一般的な龍ではなく、蛇の口から水が流れ出ています。「大物主大神」を表しているのでしょうね。
こちらの手水舎で手と口とを清め、拝殿へと続く石段を登ります。
こちらが大神神社の拝殿です。
拝殿の前で静かに手を合わせて三輪山の気を感じさせていただきました。
三輪山の神様は祟り神!?
崇神天皇の時代に疫病が国中に流行り国が危機に陥る自体が起きます。宮中に天照大神と大和大国魂神をお祀りしていることが原因だとして、天照大神を最終的には伊勢神宮に、大和大国魂神を大和神社に遷して祀るようになったと記紀に書かれていますが、実は三輪山の「大物主大神」からも祟られたと記されています。国中に疫病が流行った際、崇神天皇の姑・倭迹迹日百襲姫命に「大物主大神」が憑依し、三輪山の大物主神を祀れば平らぐと神懸りし、その後、天皇自身にも「大物主大神」が夢懸りして現れ、その神託に従って三輪氏の祖である茅渟県(ちぬあがた)陶邑の大田田根子を探し出して祭祀主として「大物主大神」を祀らせます。その結果、国内が鎮まったとされています。
この三輪山の「大物主大神」は、『古事記』では出雲大社に祀られている「大国主神」の協力者という内容で書かれており、対して『日本書紀』では「大国主神」の和魂(幸魂・奇魂)となっています。どちらにしても「大国主神」と関係していることは間違いないようです。
また、この三輪山一帯は古代の三輪王朝が栄えた場所だと言われています。
出雲にしてもこの地にしても、どちらも大和朝廷が征服した地です。
拝殿の前で手をあわせて感じたエネルギーは、巨大な渦巻くようなエネルギーで、それは純粋な自然の大いなるパワーという感じでした。
確かに強い厳しさも含んだエネルギーです。それによって自分自身の未熟さや三輪の神様への畏怖の念はわきますが、しかし、祟り神のような気は三輪の神様からは受け取れませんでしたよ。
三輪山の神様が祟りで人々を病に苦しめたとは私には思えませんが、崇神天皇ご自身が祟られたと考える何かがあったからそういう考えになったのではないかしら・・・って思っちゃいますよね。
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大神神社の「三ツ鳥居」
大神神社には珍しい「三ツ鳥居」と呼ばれる鳥居があります。三本の鳥居を組み合わせた独特の形をしています。大神神社は三輪山全体を神山体として御祭りされており本殿はありません。そのため、拝殿の奥にある「三ツ鳥居」を通して御神体である三輪山を望みます。しかし、その「三ツ鳥居」は拝殿からは見ることが出来ません。
拝殿の向かって左手にある「参集殿」にて受付をされると案内してもらえますよ。
写真に撮ることは禁じられていますが、大神神社の摂社である「檜原神社」の鳥居に同じような形を見ることができます。
こちらが「参集殿」です。
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三輪山への登山口がある「狭井神社」へ
三輪山は本来は禁足地ですが一部参拝登山ができます。三輪山に上るためには大神神社の先にある「狭井神社」で登山の受付をして登らせていただきます。
まずは、「参集殿」を過ぎてそのまま境内の左手方向へ。「くすり道」と呼ばれる、緩やかな石段の続く道を抜けていきます。
ほどなく進むと、道の先に「狭井神社」の鳥居が見えてきます。
大神神社のご神体である三輪山への登山の入り口がある神社です。
私的には大神神社の境内よりもこちら「狭井神社」の境内に流れる気の方が好きかも。
厳しさが漂う大神神社と比べて、こちらは穏やかで優しい気が流れています。
とても澄んだ気持ちの良い気です。
拝殿でお参りを済ませ、その後、境内の左手にある「薬井戸」へ。
古くから霊験あらたかな「くすり水」として知られた御神水をいただけます。
とてもまろやかなお水です。
井戸の脇には飲用のためのコップ置き場がありますが、なんと他では珍しいコップを滅菌処理する装置が備わっていました。
ちょっとびっくりでした。
こちらが三輪山への登山口です。
本来三輪山は禁足地ですが、狭井神社の社務所で許可を得ることによって入山することができます。
しかし、それでも決められたコース以外の場所は絶対足を踏み入れてはいけません。
また山中では、飲食、喫煙、写真撮影の一切が禁止されています。
あくまでも神聖な神域であるということを忘れない心構えは大切ですね。
三輪山での不思議な出会い
三輪山では不思議な経験をされる方が多いようです。私も不思議な出会いを経験しました。三輪山は夕方の4時までには必ず下山しなければならないという規則があります。そのため、登山の受付は2時までとなっています。
私が狭井神社の受付に行った時刻が2時。ぎりぎりの時間ということもあり、さすがに私が最後の入山。すれ違う人はほとんどの人が下山の人。
山登りが得意なわけでもないので、行けるところまで行って引き返そうというくらいの気持ちで登っていました。
時間が経つにしたがって、すれ違う下山の人もまばらになり、ここらで引き返そうかと考えていると・・・・
前方に今まで気が付かなかった人影が。
同じくらいの時間に登っている人がいたんだ。そう思ってよくよく見てみると・・・・・
登り方が変なんです。どう見ても足が地上からほんのわずかですが浮いているように見えます。
というか、まるで浮いているかのようにすーと山の斜面を登ったかと思うと立ち止まり、踊るようなしぐさ。
それ以上に私の目がその人に釘付けになったのはその姿。
全身真っ黒で、その上背中から巨大な真っ黒いしっぽが伸びているのです。見間違いかと思って何度目を凝らしても、ハッキリ見えます。私自身今まで神様の姿を感じたことはあります。しかし、これほどリアルに視覚的にはっきり見えたことは初めてです。
本当に浮いてるように苦も無くすーと斜面を登って行くその速さに、後を追う私の体力はかなり無理を感じていました。それでも、その人が気になって気になって、ひたすら後を追っていました。
頂上の磐座の近くでやっと追いつき、つい私の口から「三輪の神様の御親戚ですか?」という言葉が。
その言葉に特別驚くでもなく笑顔で答えたその人は、私の幻覚でもなんでもなくちゃんとした「人」でした。
なんとアフリカの奥地から日本に帰ってきたばかりで、ずっと現地の人々と共に自然の中で自然と一体になって暮らしてきたとのこと。名前を「Sさん」という女性の方
さすがに後ろから登っている時に見えていた真っ黒いしっぽは無くなっていましたが、動きはそのままでした。
アフリカの奥地では山や谷を裸足で飛ぶように駆け回っていたとのこと。なるほどです。
アフリカ以外にも、アジアの奥地、メキシコの砂漠、その他、世界中様々な民族と暮らしてきたSさん。マザーテレサの施設での経験も聞くことが出来ました。
先進国と言われている世界が果たして本当に幸せなのか。Sさん自身の実体験は私の意識をひっくり返すほどのインパクトがありました。
その後、三輪山で出会った後からずっとSさんとは交流が続いています。
三輪山であれほどの不思議を見せていただかなかったら、まずSさんに声をかけることも無かったと思います。
今ではかけがえのない友人となっているSさんと出会わせていただいた三輪山の神様に感謝です。
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大神神社アクセス情報
奈良県桜井市三輪1422>>三輪山周辺の宿泊施設
0744-42-6633
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