鹿島神宮(茨城県鹿島市)

茨城県にある「鹿島神宮」に参拝いたしました。

鹿島神宮駅
鹿島神宮駅から徒歩で10分ほど歩くと鹿島神宮の大きな鳥居の前に着きます。

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鹿島神宮鳥居
常陸国(茨城県)の一之宮である鹿島神宮は、全国に約600社ある鹿島神社の総本社です。

創建は神武天皇の時代と伝えられており、関東の中で最古の神社です。
「神宮」と名の付く神社は今ではいくつか見られますが、平安時代から伊勢神宮の他に神宮と呼ばれたのは、ここ鹿島神宮と同じ茨城にある香取神宮だけだそうです。

鹿島神社が建っているこの地はかつては内海が広がっており、東国開拓の最前線だったそうで、境内の広さはなんと東京ドーム15個分にも及ぶ広さです。

 

鳥居を抜けると、深い森に囲まれた参道が奥へ奥へと伸びています。

鹿島神宮参道1
年代を重ねた大きな木々に囲まれた参道はとても穏やかな気が流れています。
ゆっくり、全身に周りの木々から降り注ぐ気のシャワーを浴びながら歩きました。
前日の雨が嘘のように晴れ渡り、木漏れ日が差し込む参道の景色は、日常を離れ別の世界のようにも感じられます。

鹿島神宮のご祭神は「武甕槌大神」です。

 

鹿島神社のご由緒には

鹿島神宮の御祭神「武甕槌大神」は、神代の昔、天照大御神の命を受けて香取神宮の御祭神である経津主大神と共に出雲の国に天降り、大国主命と話し合って国譲りの交渉を成就し、日本の建国に挺身されました。
鹿島神宮御創建の歴史は初代神武天皇の御代にさかのぼります。神武天皇はその御東征の半ばにおいて思わぬ窮地に陥られましたが、武甕槌大神の「韴霊剣」の神威により救われました。この神恩に感謝された天皇は御即位の年、皇紀元年に大神をこの地に勅祭されたと伝えられています。

 

「武甕槌大神」は、神武天皇の窮地を救った武神としてその強さから、「国家鎮護の軍神」「武術の神様」として崇敬を受けてきた歴史があります。
しかし今回私が訪れたのは、ここ鹿島神宮にある不思議な石「要石」を一目見ることでした。

「鹿島神宮」の本宮に参拝をすませ、神宮の森をさらに奥深く進みます。

奥参道は鬱蒼とした巨木に覆われており、荘厳な雰囲気を醸し出しています。

鹿島神宮億参道
 

奥参道を300mほど進むと右手に奥宮が見えてきます。
鹿島神宮奥宮 こちらには「武甕槌大神」の荒魂が祭られています。

奥宮の前で静かに手を合わせました。
拝殿の前で手を合わせた時よりも、奥宮のほうが私は武甕槌大神のエネルギーを強く感じました。
かなり力強いエネルギーです。

奥宮の左手からまたさらに奥へと延びる参道の先に「要石」が祭られています。
奥宮はちょうどこの要石に向かって建っているような位置関係になっています。
「要石」までは、脇道のような細い参道を通って行きますが、今までとはまた違う気が流れています。
鹿島神宮2
ほどなく「要石」の前に着きました。
大きな期待とは裏腹に、実際お目にかかった「要石」は囲いのなかにちょこんと鎮座されています。
鹿島神宮1
しかしこの「要石」小さく見えますが、地中深くまで続いている巨石だそうです。
昔、水戸光圀がこの「要石」の根元を調べようと7日7晩掘り続けましたが、次の朝には穴が埋められていて、結局確認することができなかったそうです。その上、けが人まで続出したと「黄門仁徳碌」に書かれているそうです。

鹿島神宮要石2
この「要石」は、昔、鹿島の神が地震の元となる大鯰の頭を抑え込むために、この「要石」を地中深く釘石として突き刺したと伝えられています。
しかし別の言い伝えには大鯰ではなく、龍の頭を抑え込んでいるという説もあるみたいです。
何といっても地震国日本は昔から怖いものと言ったら「地震」「雷」「火事」「おやじ」というくらいで、怖いものベストの一番に「地震が」ランク付けされていますよね。

私たちの住む日本列島は、7000万年ほど前に、すでにアジア大陸の東の端にできていた日本列島の大陸側半分に、南からやって来た太平洋側の半分がくっ付いて、現在の日本列島が出来上がったと言われています。
その二つの陸地が合わさった線を「中央構造線」といいます。
これがその「中央構造線」の図です。(ウィキペディアより)
ウィキペディアより
なんと、九州の熊本県から、四国を通って茨城県の鹿島まで続いています。

今回訪れた「鹿島神宮」が建っている地が「中央構造線」の一番東の端になるのです。
この「中央構造線」上には阿蘇山や幣立宮、伊勢神宮などのパワースポットが軒並みです。
中でも長野県の「分杭峠」は何の変哲もない一般的な峠道ですが、近年この周辺が「ゼロ地場」という世界でも有数の強力な気場として有名になっています。

そのパワーラインの「中央構造線」の東の端を「要石」で抑え込んでいるとは。
「中央構造線」の存在すら知る由もないはずの古代の人々が、ただただこの並々ならぬ巨大なエネルギーを感じ、そのエネルギーを日本に留めようとしたのでしょうか。

(その後、この場所で、色々と動きを指示されました。)
二時間近く動き回った後、「要石」の前で手を合せました。
すると上空の木々がゴーーっと音を立てて渦を巻くようにざわめきました。
その時はそれがどういう意味かわかりませんでしたが、後日思うに、どうも私の中の「要石」が外れたみたいですね。
「普通に生きてゆきたい」「普通に」と本当の自分を抑え込んできた私の中の「要石」。
「鹿島神宮」を訪れた後、自分自身をオープンにする覚悟ができました。

武芸の神様として有名な鹿島神宮ですが、精神的な心の扉を開いてくださいました。
自身の魂の目覚めのパワーがありそうですよ。

 

この「要石」とは反対方向の坂を緩やかに下りてゆくと、そこにはとても清らかな水をたたえた「御手洗池」があります。
鹿島神宮禊池 この「御手洗池」は干ばつの時でもここだけは絶えることのない霊泉だと言われています。
淡いエメラルドグリーンの清らかな水は地中からの湧水ではなく、深い神宮の森の山中を通って池に流れ落ちています。

池のほとりで暫く静かに泳ぐ鯉を眺めているだけで、心も清らかに浄化されるようなそんな美しさです。
ここもお勧めスポットです。
皆さんもご縁がありましたら、一度「鹿島神宮」にお出かけください。
「鹿島神宮」の鳥居をくぐるとすぐに「鹿島神宮の七不思議」と書かれた札がたっています。
鹿島神宮七不思議 「要石」、「御手洗池」その他の不思議を探すのも楽しいですよ。

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鹿島神宮アクセス情報

茨城県鹿嶋市 宮中(大字)−2306−1



0299-82-1209

駐車場  有り   無料 徒歩5分

鳥居横・・・有料 普通車 300円

 

 

 

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