文殊仙寺(大分県国東市)
夜が明けたばかりの午前6時
大分の国東半島、六郷満山の古寺「文殊仙寺」に参拝
文殊仙寺は国東半島のほぼ中央に位置する文珠山(標高617m)の東北側の中腹にある古刹です。
こちらは、知恵を授けてくださる仏様の文殊菩薩が祀られています
歴史はかなり古く、648年に修験道の開祖と言われる「役の行者」が開いたと記されています。
「三人寄れば文殊の知恵」という言葉がありますが、ここ文殊仙寺が発祥の地と言われています。
駐車場の横にすぐ文殊仙寺に向かう石段があります。
早朝の清々しい空気の中、石段を一歩一歩登って行く・・・・・
・・・・・はずだったのですが・・・・
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石段を上り始めてからしばらくして、急に身体が重くなってきた。
何故?
まるで重力が倍にでもなったかのように、身体が重い。
前方に見える山門から、まだまだずっと上まで石段は続いていそうな感じ。
尋常じゃない程の疲労感が全身に。
おかしい。早朝なんでまだ朝食とってないからそれでエネルギー不足になってるの?いや、それにしても、おかしい。
悪い気を受け取った感は無い。
何故?
あまりの疲れで頭は作動しなくなってくる。
まるでいつもの何倍もの負荷が身体にかかってるかのように、息が上がりだす。
先を見たら石段はまだまだ続いている。
「まだあんなに登らなければいけないの・・・」と気持ちが折れてしまいそうになリます。
「先を見ないで、足元の一段一段に集中しなさい」
急に頭の中にそんな言葉が聞こえてきました。
言われた言葉に従って、足元の一段一段に気持ちを集中
不思議ですね、一歩、一歩、一段一段、ただそれだけをこなしてゆくと、いつの間にか最後までたどり着くかと心配していた石段を登り終えて山門にたどり着いています。
山門からもまだまだ石段は続きます。
それでも先を見ないで、一歩一歩、目の前の石段を一段、また一段と繰り返してゆきました。
すると、身体の疲労感は相変わらずですが、心に余裕が生まれてきます。
途中、石段の脇にひっそりと「イワタバコ」の花が咲いているのを見つけました
美しい紫の色がとてもあざやか。
地面に落ちた花弁は、まるで小さな紫の星のようです。
先ばかり見ていたらきっと気付かなかったでしょうね。
本堂にたどり着いた時には、疲労感がかえって清々しい達成感に変わっていました。
ここ文殊仙寺は知恵の文殊様をお祭りしています。
私にとって今一番必要な知恵が「先の結果を考えずに、今は一歩一歩自分に出来ることを続けなさい」
だったのですね。自分の身をもってこのことを教えていただけたのですね。
心からお参りできたことに感謝です。
人生にも色んな出来事がこの長い石段のようにあると思います。
むやみに先を考えず、今この時を一生懸命に一歩一歩ですね。
ここ文殊仙寺は本当の意味で知恵を授けてくださるお寺です。
こちらのお寺では、写経や座禅などの体験もできるそうですよ。
原生林に囲まれた自然の中で心を無にするのも良いですね。
ステキな知恵を授けていただけるかもですよ。
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文殊仙寺アクセス情報
大分県国東市国東町大恩寺24320978-74-1400
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