矢岳巨石群(熊本県上天草市)
熊本県上天草市姫戸町の矢岳という山の中腹から山頂にかけて巨石群が点在してる場所があります。
ここ矢岳巨石群には、「境石」と呼ばれている岩や「環状列石」(ストーンサークル)ではないかと思われてるものなど、多くの巨石が存在しています。
中でも、宇宙船のような形をした矢岳の頂上石と、その頂上石の真下にまるで計算されたかのように位置する、山の中腹に存在するドルメンと思われる石積があります。
ドルメンとは、天井石を石柱が支えているものをいい、奈良の有名な「石舞台」もドルメンの一つだと考えられています。
こちらの巨石群はまだあまり知られていなくて、詳しい調査がまだ行われていません。
でももしこれがドルメンだと認められたら、世界最大級のものになると考えられています。
矢岳巨石群へと国道266号線を姫戸方面に向かって車を走らせます。
天草の美しい海の景色を左手に望みながら気持ちの良いドライブが続きます。
これほどの美しい海が続く景勝地なのですが、交通の便が少々不便だということもあってか、信じられないほど道が空いています。
ここ天草は訪れた人は感動するくらい、美しい海が広がる素晴らしい場所です。その上食べ物が美味しい。魚の鮮度の良さは抜群です。
国道266号線をひたすら走っていると、右手に白嶽山林公園への案内板が見つかります。
案内板に従って右方向の山道に入り込みます。
この白嶽山林公園へ向かう山道の途中に矢岳神社の看板があります。
車を降りて、歩くこと10分くらいの場所に巨大なドルメンがあります。
そこから山頂まで多くの巨石を見ることができます。
山頂までは30分くらいです。
この写真は矢岳の隣の白岳から撮った矢岳の頂上の写真です。
矢岳の頂上までの道のりは整備されてるようで、実は台風などの影響で木が横倒しになって山道を塞いでいたり、急な崖があったりと、けっこうワイルドな道です。
体力も根性も無い私は身体一つで登るだけで限界でした。カメラまで持つ余裕がなく写真は0です。すいません(T_T)
矢岳神社に書かれていた案内文とドルメンの説明文を参考のために掲載いたしますね。興味がある方は読まれてください。けっこう壮大なロマン溢れる内容です。
矢岳神社案内板全文
須佐鳴尊、猿田彦命、又神馬ともいう。標高244mの矢岳近くの巨岩の岩陰にあり、境内も自然の石庭で全く神さびて厳かな神域である。
創建は不詳であるが、安政5年、内野河内の山方役人 大西美雅敬によって、姫浦永目側にあった祠を還座したものともいう。
山の中腹に清らかな神泉が湧いている。祭礼日は旧9月29日。戦前は相撲があったが今はない。
氏子は内野河内中。姫浦、大矢野地区からの参拝も多い。
矢岳神社の謂われに、男女山の神二対を合わせ祭るとされているが、まさに境石とそれに付随するゲブの伏石、大地の女神と大地男神の二神を表している。
このことは、古代エジプト、古代シュメールに伝わる大地神と天神との交合によって生まれる天地創造神話が、ここ矢岳にもあったことが想像できる。
矢岳は、白岳、ツワ岳に連なる三峰であるが、ヤタケとはシュメール系古ヘブル民族では「神の峠」を意味する。神「ヤ」は北極星であり、天神とされた。
また、白岳の白は蛇を表す日本の古語であるが、麓の永目の地名のナーガは、海洋民族のトーテムで蛇神を意味する。インド、エジプトにそのナーガ帝国の跡が見られる。
因みに「メ」はシュメール語で祈るを意味する。つまりナガメとは、「蛇神に祈る」という古代シュメール語である。ツワ岳のツワは、古代エジプトのラムセス十七世のピラミッドの玄室の北天図に、龍の星座が描かれているが、その龍座のα星がツワンと呼ばれ当時の北極星であった。
宇宙より水を授けてくれる竜神「ツワ」である。 つまり、これらの三つの峰は、水にまつわる神。 北極星天神ツワの竜神をそれぞれ別の呼び方をした峰であった。
ツワという竜神は、4500年以上前の北極星である。矢岳の呼び名は、古ヘブライ語の神の山の意味であるから、それを世界へ広めたのはダビデの子ソロモン王の時代で3000年前を想像できる。
次が矢岳巨石群の中のドルメンの説明文です。
姫戸に多く残る石積みの古代遺跡の中でもここのドルメン(天井石を石柱が支えているもの)は最大のもので、世界に類を見ない最大級のものである。現存するドルメンで最も大きいものは、今のオランダにあるHun,sbedと呼ばれているドルメンである。建造年代は、BC4000が確認されている。名前の通りケルト神話の王ハンの寝床である。日本でも「蘇我馬子の石舞台」などと名前のついた巨石文化があるが、ドルメンの歴史はまだ浅い。
ここ姫戸のドルメンは、長さ13m幅6m厚さ1.5mの天井石を2m幅の階段状の礎石を中心に五つの支石で支えていて、東西に長く東向きに28°仰角を持つ。
全体は山の斜面に築かれているが、ドルメンの内部は階段になっていて、正面つまり東の面は垂直に削られている。その前のテーブル面は水平の割石(2m長)で出来ている。その祭壇用のテーブル正面に手の平大の盃状穴が認められる。
また、テーブル状の礎石は、実はその下に存在する空間、つまり玄室の天井石ともなっている。その玄室は東側からしか入れないが、その外には、明らかに人の手によって削られた約1m大のサイコロ様の角石が積みあげられている。
このドルメンの位置は、宇宙船によく似た矢岳の頂上石の真下にあり、ドツメンの屋根の上に登ると、不知火海を一望に望める。しかし、真南に目を向けると。小島と雨竜崎が一直線に並び偶然の位置関係によるものではないことが見て取れる。
出雲風土記に「日の御崎の雨竜では、スバルが南中天に輝く頃、サメの群れが沖合にあらわれる頃」とされてる。そのスバルの観測は、星見台にやこうたけ4尺約12mを手を延ばして垂直に立て、座ってその先にスバルが現れたときなどとされていたが、そのときが蕃種のまりでもあった。その雨竜こそ、宇宙より水をもたらす北の天神北極星のことである。姫戸の雨竜より北極星を望むとき、小島のその先の矢岳に神を向かい入れる神殿としてこのドルメンが存在していた。
矢岳巨石群の写真を撮れなかった代わりと言ってはなんですが、矢岳巨石群からそのまま山道を白嶽キャンプ場に向かって走らせた先のパワースポットの写真をご紹介しますね。
こちらもまだまだ知られていないけど、気軽に行けるパワースポットの割にはエネルギーがかなり高い場所です。
白嶽キャンプ場に車を停めて、キャンプ場の敷地内の遊歩道を歩きます。
10分ほど山道を登って行くと目の前がパーっと開けて青々とした天草の海が眼前に
こちらの岩場からの景色は最高です。
前出の矢岳の写真はこの場所から撮影したものです。
左手に巨石群が点在する矢岳を望めて、その矢岳からと天草の海からのパワーをダブルで受けることができます。
時間を忘れてこの場所のエネルギーに身をまかせます。
身体も心もエネルギーがいっぱいになること請け合いです。
この場所にちょっと面白い形の岩場があります。
亀の形に見えませんか?
ここ姫戸の地は有明海を挟んで対面の八代の妙見宮のガメ(はるか中国から妙見神を乗せて来た、亀と蛇の形をした想像上の動物と言われている亀蛇のこと)が立ち寄った港とも言われています。
まるで、姫戸の港の山の上から八代を望むかのように亀が首を伸ばしているように見えます。
岩場の足元に気をつけて、よかったら見つけてみてくださいね。
こちらが白嶽キャンプ場のホームページです。
巨石群を散策がてらキャンプ場に宿泊というの最高ですよ。
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Contents
矢岳巨石群ランチ情報
パワーを頂いた後は、おいしいものを頂こうと近くのカニ料理専門店の「甲らや」さんに。天草は海に囲まれた島々ですから、海の幸はどの店でも絶品です。
しかし、おいしいカニを頂きたいと思ったら、こちらがお勧めです。
小島海水浴場のすぐそばです。
今回頂いた料理がこちらです。
こちら「かにめし定食」
意外とリーズナブルな料金設定で、メニューも豊富です。
コース料理は3500円からです。ためしに注文しましたが、一人では食べきれないくらいの豪華さでした。
こちらと
さらに、こちらのカニ雑炊が付きます。
とにかくカニが美味しいです。
甲ら屋さんの住所はこちらです。
上天草市姫戸町姫浦3043-12
.0969-58-3111
矢岳巨石群アクセス情報
熊本県上天草市姫戸町姫浦5395-2付近0964-56-1111
駐車場 有り 無料
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