恐山(青森県むつ市)
2泊3日で青森県の恐山に行ってきました。
いつも突然、神様から「あそこに行きなさい」「ここに行きなさい」とメッセージを受けます。
今回も突然のメッセージ。
私の場合、神社仏閣パワースポット巡りはほとんど修行です(笑)
「恐山」と聞くと、何やらおどろおどろしいイメージがあると思いますが・・・・
そうでもないんですよ。
恐山は亡くなった人とつながる場所です。
ここを訪れる人は皆、亡くなった大切な人や最愛の人に再び出会いたくて訪れています。
だからここに集まる霊は愛されている人々ばかりです。
なんか勝手に作られたイメージが先行しちゃってますよね。
今回のようにカラット晴れた青空の下では、とってもすっきりとした気が流れていましたよ。
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確かに、火山地帯だから周りはごつごつした岩ばかり。
お天気次第ではちょっと・・・・かもしれませんけどね。
でもこの景色は、箱根の大涌谷や阿蘇の火口、長崎の雲仙などの地獄めぐりと一緒だと思いませんか。
恐山は日本三大霊山の一つです。
恐山は正式には「恐山菩提寺」の境内を指します。
「恐山菩提寺」は、今から千百余年前、貞観4年(862年)に、天台宗 の慈覚大師により霊山として開山されたと伝えられています。
慈覚大師が唐に留学中、「汝、国に帰り、東方行程30余日の所に至れば霊山あり。地蔵大士一体を刻しその地に仏道を広めよ」という夢告をうけたそうです。帰国後、夢で告げられた霊山を探し歩き、苦労の末、恐山にたどり着いたと云われています。
現在でも、高野山、比叡山と並んで、「日本三大霊山」と称される神聖な霊場です。
実際、恐山と呼ばれる単体の山はないそうです。カルデラ湖である宇曽利湖(うそりこ)を中心とした外輪山一帯を総称して恐山と呼ぶのだそうです。
古くは宇曽利山「うそりやま」と呼ばれていたそうなのですが、下北訛りにより変化し、恐山「おそれやま/おそれざん」と呼ばれるようになったとのこと。
宇曽利湖を取り囲む山々(釜臥山、大尽山、小尽山、北国山、屏風山、剣の山、地蔵山、鶏頭山)はまるで仏が座る蓮の花弁のように見えるとか。
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青森駅から恐山へ
8年前に言った時は電車とバスを乗り継いで3時間半の行程でした。しかし運行している便の数が少なく、一本乗り遅れると1時間以上のロスが・・・・・。で、車でも3時間半。だったら今回は車で行こうと、青森駅からレンタカーを借りて国道4号線を野辺地町方面へ。野辺地町からは279号線をひたすら北上。うーーーーん。(-_-)どちらが良いのかは何とも言えませんね。高速道路が開通していたら車をお勧めしますが、けっこう単調な道を3時間半、一人で走るのは辛いものがありました。
でも車ならではのプラスもありましたよ。
前回はバスでしたので通りすぎてしまいましたが、恐山へ行く道の途中に「若返りの水」という霊水が湧きだしている場所がありました。
1杯飲めば10年、2杯飲めば20年。3杯飲めば死ぬまで若返る(笑)と伝えられている霊水です。
冷たくて美味しい水でしたよ。
でも美味しいからって、一気に大量に飲むのはお勧めできません。2杯目以降は一度沸かしてから飲んだ方が良いかも。昔の人は3杯飲むと死ぬまで若返ってたかもしれないけど、現代人、特に日本人は生水には要注意です。(笑)
恐山に近づくと、道脇に小さなお地蔵様の姿が。
だんだん近づいているんだなぁって感じます。
恐山の入り口には「三途の川」が流れています。
赤い欄干の橋も架かっていました。立ち入り禁止と書かれていますので、実際には渡ることは出来ませんよ。
橋のたもとには「奪衣婆(だつえば)」と「懸衣翁(けんねおう)」の像が。
8年前に訪れた時にもあったのかなぁ。もしかしたら新しく造られたのかもしれません。
駐車場はかなり広いです。200台くらいは停められるみたいですよ。
入山料の500円を払って中に入ります。
境内もかなり広いです。
夏と秋、年二回の大祭の時期にはこの場所も大勢の参拝客でごった返すのでしょうね。特にイタコの口寄せには炎天下にもかかわらず長い行列ができるそうです。
ちなみに、イタコの口寄せは大祭の時だけです。恐山とイタコは直接関係は無く、恐山が場所を提供しているだけの関係だそうです。
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恐山の知られざるパワー
お寺の周囲には荒涼ととした風景が広がっています。そのごつごつとした岩肌の間を巡ります。
一帯には硫黄臭が立ち込め、地獄を彷彿させるような景色から、恐山は死後の世界や死者に 寄り添う場所というイメージが強いですよね。しかし、実は恐山は究極の「陰」のパワーを秘めた特別な場所なんですよ。
日本という国はその形状から龍体に例えられます。
その龍体を貫く「陰」と「陽」のエネルギーの究極の「陰」のポイントがここ恐山の地なのです。
反対に、「陽」の場所は九州の「阿蘇山」です。
両方とも巨大な火山の噴火でできたカルデラ。今でも地下のエネルギーがふつふつと地上に吹き出しています。
面白いことに名前も「アソ」と「ウソリ」。偶然にも「阿」「吽」の関係を表しています。
「阿」は宇宙の始まりをあらわし、「吽」は宇宙の終わりをあらわしています。
また、「阿」を真実や求道心に、「吽」を智慧や涅槃にたとえたりもします。
「陰」と「陽」どちらかに偏るのではなく、「陰」「陽」どちらも大切ですよね。
恐山は方位的には鬼門の方角にあります。日本の鬼門を護っているのが恐山菩提寺です。
ご本尊は地蔵菩薩です。
地蔵菩薩はサンスクリット語ではクシティガルバといいます。クシティは「大地」、ガルバは「胎内」「子宮」という意味です。大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包み込み救うという菩薩様です。
さらに、ここ恐山の大地のパワーの源は火山のエネルギーだけではないんです。
実は、地質調査によってここ恐山の地下には世界で藻最高の品質を誇る金鉱脈が眠っていることが分かっています。その金の含有量は鉱石1トン当たり平均約400g、場所によっては6500gにも達するとか。2007年には日本の地質100選にも選ばれてるんですよ。
しかし、恐山一帯を国定公園に指定した後に金鉱脈が発見されたため、新規の開発は法律で禁止されているんです。また、土壌には高濃度のヒ素と硫化水素が含まれており、ここの地面を掘れば作業者の生命に危険が及ぶそうです。
命に係わるってなったら誰も手を出しませんよね。良かった。良かった。地下に眠る金鉱脈もかなりのパワーを与えていますものね。
恐山の癒しパワーと温泉
火山地帯ということで、実は境内には無料で入れる温泉施設もあるんですよ。境内のすぐ横手にあります。
めちゃめちゃ秘湯感だだよう温泉です。
源泉かけ流しの硫黄泉。気持ちよかったですよーーー(^-^)
じつは、温泉の沈殿物にも金の異常濃集体が発見されているんですよ。
温泉があることを知らないで参拝する人が多いから、入りる人も少なくてほとんどガラガラ。
貸し切り状態でしたよ。
恐山へ参拝するときはタオル持参は必須です。
以前は混浴だったって記憶してるけど、ちゃんと男湯と女湯が別々になってましたよ。
恐山は火山の噴火で出来た巨大なカルデラです。境内の奥には「宇曽利湖(うそりこ)」というカルデラ湖が広がっています。
温泉で癒された後は、この美しい湖で癒されてください。
それはそれは、透き通る透明度のたかい美しい湖です。
真っ白な砂浜に、グリーンやブルーの水面。場所や光で色が変わる、何とも幻想的な風景。
別名「極楽浜」って言われてるのもうなづけます。
恐山で起きた不思議な現象
癒し効果ばっちりの「恐山」ですが、基本はやっぱり修行の場所ですね。そのために訪れたんですものね。
本堂や奥の院など一か所一か所巡り、お祈りをしてまいりました。
最後に、境内の一角にある「地蔵尊」の前でお祈りをした時に、突然強い風が舞いだして
気が付くと、青空の中に雲が湧き、渦を巻きだしました。
雲の渦は地蔵尊の上空でしばらくの間、まるで龍神が渦を巻くようなエネルギーを発していました。
その後、また元の青空に溶け込むように消えてゆきました。
不思議な現象を見せていただきました。
祈りを聞いていただけたのだなぁって。そう思うとここまでやってきた甲斐があります。
感謝です。
8年前は別の地点で、立ち昇る巨大な金の龍神様のお姿を視せていただきました。エネルギーポイントは常に流動的に移動しているみたいですね。
恐山アクセス情報
青森県むつ市田名部字宇曽利山3-2
駐車場 有り 無料
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