天然寺（大分県国東市）

大分県の国東半島「六郷満山」を巡りました

千年も前から続く信仰の場として、一帯には神社や古寺が数多く存在するパワースポットです。
六郷満山を巡ると、いたるところで奇岩が突き出た山々に出会います
中山仙峡２
山々は僧侶たちの山岳修練の場
遠くから望むだけでもかなりのパワーを感じます。

中でも特にパワーを感じたのがこちらの峰でした。

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この岩のあたりが半端ないエネルギーです。

あまりのエネルギーの強さに惹かれ、道脇に車を停めて車から降り、エネルギーを受け止めてみました。
中山仙峡２

意識を集中して岩と一体になる感じで目を閉じると、一気にパワーが押し寄せてきて

「うわぁっ！！」

瞬時に飛ばされそうになりました。
私の身体では受け止めることができないくらいのパワーです。

写真からだけでもいまだに私はビリビリしびれるくらいです

このパワーを求めて多くの修験者の方々が六郷満山の山々で修行されたのでしょうね。
これだけのパワーはかなりの修練を積まないと、おいそれとは受け取れませんね。

そんな奇岩が立ち並ぶ山里に「天然寺」があります。
天然寺岩屋

このお寺は、背後の岩山に茅葺の屋根がめり込んだ形になっており、完全に山と一体化した姿となっています

天然寺は正式には「長岩屋山天然寺（ながいわやさんてんねんじ）」といい、７１８年に仁聞菩薩が開基したと伝えられている古刹です。

昔は多くの修験者が六郷満山の峰で修行をしていました。天然寺はそんな修行者の六郷満山峯入り修行の寺院でした。

古来国東半島は山岳信仰の場。そこに奈良時代から平安時代にかけて、近隣の宇佐神宮による八幡信仰、さらには天台宗修験と融合し、「神仏習合」という独特の山岳仏教文化が形成された地です。そのため、天然寺の横には鳥居も立っています。

現在、ここでは、毎年旧暦の一月七日に、国の無形民俗文化財に指定された「修正鬼会」という鬼の火祭りが行われます
炎の舞に祈りを込めて災いを封じ込める儀式だそうです
講堂の中にビデオデッキとテレビが備えられており、ちょうどお世話の方がいらっしゃったので、ビデオで鬼の火祭の様子を見せていただきました。ありがとうございました。

寺の前を流れる長岩屋川には、川の中に巨大な岩があり、その巨大岩に不動明王を中心に３体の仏様が彫られています。