温泉寺（栃木県日光市）

日光山温泉寺風景
栃木県の奥日光にある温泉寺です。

日光といえば、日光東照宮や中禅寺湖の華厳の滝が有名ですが、私のおすすめは奥日光。
特におすすめなのがここ、奥日光の秘湯、温泉寺にある「温泉寺温泉」。

全国でも珍しい温泉に入れるお寺です。

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日光開山の祖といわれている勝道上人が788年にこの温泉を発見。後ろの山を温泉ヶ岳と命名し、その頂上に薬師瑠璃光如来をお祀りしたのが始まりとされています。

しかし、1966年（昭和44年）9月の台風で土砂崩れが起こり、直径5メートルもの大岩が落下して山の頂上にあった御堂は潰れてしまったということです。
ところが不思議なことに、祀られていた薬師如来像は無傷で大岩の上に鎮座していたとか。

その後、地元の人々の熱い思いで1973年（昭和48年）に原泉の近くのこの地に再建されたのだそうです。

日光山温泉寺

こちらが現在の御堂です。
奇跡の薬師如来像は、ご本尊として今もこちらに祀られていますよ。

温泉に入る前にまずはお参りをされてくださいね。こちらの薬師如来様は身体を治してくださる強いパワーをお持ちですよ。
お参りすることで、温泉の効能に薬師如来様の御利益が加わります。

静かに手を合わせて、病気、身体の痛み等々治してほしいところがあったらお願いされてくださいね。「これから先も健康でありますように」でもＯＫですよ。
薬師如来様の真言は
「おん　ころころ　せんだりまとうぎ　そわか」です。
真言を三回唱えてお願い事をするといっそう効果的ですよ。

こちらが原泉の湧きだしている場所です。お寺のすぐ近くにあります。
日光山温泉寺原泉

この温泉源から直接原泉をひいて、一般の人が入浴できるようにされているのが、温泉寺のすぐ横のある「温泉寺温泉」です。

昔はこの場所は霊場ということで、当時は管理をしていた中禅寺上人と日光奉行の許可を受けないと温泉に入ることが出来なかったそうですよ。

日光山温泉寺温泉

現在はお寺のご住職と奥様が切り盛りをされていて、とても感じの良い、アットホームな雰囲気だだようステキな所です。
入湯料（お寺なので奉納）は500円。

お風呂の写真は撮れませんでしたので温泉寺のホームページからお借りしました。

日光山温泉寺ＨＰより

シンプルなヒノキのお風呂。原泉がそのままなのでちょっと熱めですが、白濁したそれはそれはパワーを感じる温泉でしたよ。
泉質は、含硫黄‐カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・炭酸水素塩泉と書かれていました。

意外と知られていないのか、その日は私ともう一人の二人だけ。
ここの場所のエネルギーの良さからでしょうね、全く知らない間柄が、しばらくすると昔からの知り合いの様になっちゃうのが不思議

近くに広い温泉の施設はありますが、お湯のパワーはここが一番ですよ。お風呂からあがると、お茶とお茶菓子が（＾－＾）
縁側からの風に吹かれて、お風呂からあがった後もゆったりとした時間を楽しめましたよ。

東京から日帰りでも行けるパワー充填スポットですよ。

こんこんと湧き出る温泉の源へは、設置された木道を通って行くことが出来ます。

日光山温泉寺遊歩道

温泉寺の脇から続く遊歩道の散策もおすすめです。緑豊かな湿原が広がっています。

温泉寺温泉の施設は、11月下旬に雪が積もりだしてから3月まではお休みだそうです。これから秋の紅葉のシーズンがきますよね。季節ごとに何度も訪れたい場所です。

一般的な行き方は、日光宇都宮高速道路を清滝ＩＣで降りて、国道１２０号線（金精道路）で奥日光へ向かうコースですが、私のおすすめは、関越自動車道を通り、沼田インターで下りて、１２０号線を通るコースです。
途中のエネルギーが断然違います。時間に余裕がある時はこちらで行かれてくださいね。